※作品の内容や『オデュッセイア』の帰還場面に触れています。ネタバレにご注意ください。
『オデュッセイア』は神作品だった。一方で、『ディスクロージャーデイ』は正直面白くなかった。かなり違う感想になった二本について、よかったところと、期待に合わなかったところを整理しておきたい。
『ディスクロージャーデイ』に期待していたもの
この映画に期待していたのは、未知のものに対する恐怖だった。何が起きているのかわからない、何が相手なのかもわからない。そういうサスペンスホラーを見たかった。
ところが、見ていて感じたのは『E.T.』や『インデペンデンス・デイ』のような既視感だった。BGMや展開も、1990年代の映画を見ているように感じた。ご都合主義に思えるところもあって、アクションを重視した展開が、自分の期待とは合わなかった。
自分はパニックホラーよりもサスペンスホラーが好きだ。その好みで見ると、この映画にはもっと未知の怖さを求めてしまう。期待していた方向と、実際に見せられたものの違いが大きかった。
『オデュッセイア』に没入できた理由
『オデュッセイア』は、展開も演出も、本題もわかりやすかった。飽きずに見られて、作品に没入できた。キュクロプスやキルケーの場面には臨場感があり、絶望感もあった。
特によかったのは、帰還したとき、弓の音で正体がわかる場面だ。音でその瞬間を伝える演出が、とてもよかった。こういう場面も含めて、神作品だと感じた。
そして、この映画の核心は、人と人との約束や信頼、裏切り、罪悪感にあると自分は受け取った。
自分の解釈では、神との約束というより、トロイアの人々を欺き、殺したことへの懺悔を描いているように思う。約束や信頼を裏切ることと、その罪悪感。このあたりが、この映画を見るうえで大きかった。
二本を比べて思うこと
『ディスクロージャーデイ』では、未知への恐怖を期待したぶん、既視感やアクション寄りの展開が気になった。『オデュッセイア』では、場面の臨場感と演出に没入しながら、人と人との約束や罪悪感というテーマを受け取れた。
今回は、面白かった理由も、合わなかった理由もはっきりしていた。どちらも、自分がどんな映画を見たいのかを振り返る感想として残しておきたい。

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